ったあぁ

プリンセスと魔法のキスのったあぁのレビュー・感想・評価

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)
4.7
(書き直しました。)

食わず嫌いで今まで完全にスルーしてたのが悔しい!これぞディズニーの隠れた名作!日本ではあまり馴染みはないけど、初の黒人プリンセスとして話題になったみたいでアメリカのディズニーランドではパレードのフロートになっているほど。

アメリカのニューオリンズが舞台。魔法でカエルに変えられた、レストラン経営を夢見るティアナととある国の王子様であるナヴィーンが、人間に戻るために仲間たちと冒険する話。その中で各々は夢を叶えるために努力する心や大切な物を愛する心を学んでいく。

文字に起こすと簡単に見えるけど、その中でも当時の人種社会や階級社会が見え隠れしてたり、心情が少し抽象的に描かれていたりで、小さなお子様向けというよりかは、少ーーしだけ大人向け。

登場人物たちのラストの終着点はかなり秀逸。特に、ホタルの恋の結末が…ネタバレせずに語るのが難しい笑!仲間を思うそれぞれの心が分かりやすく、且つ感動的に描かれていて、満足のいく結末。ただただお姫様が白馬に乗った王子様を待っているのではなく、終始自分の力で努力する姿には好感が持てた。

ニューオリンズの当時の町並みや、ジャズやブルースの音楽も印象的。キャラクターがめちゃくちゃメルヘンってわけではないものの、チャーミングでいいね。

ただ、プリンセス、っていう題がつくことで、男性陣にはやや取っ付きにくいところが、ちょっっとだけ残念かなぁ。この作品が地味なマイナーディズニー作品にまとめられてしまうのはもったいないなぁ。
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