ゼロ

最後の猿の惑星のゼロのネタバレレビュー・内容・結末

最後の猿の惑星(1973年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

2024年64本目

✔オリジナルシリーズはこれでラストなのかな。今作では「争い」にフォーカスが当たっていたと思う。そこには反戦や反奴隷制度といった要素が組み込まれていた。

✔猿vs人間の構図は相変わらずで、人間が猿たちのことを理解しようとしないのも相変わらず。

✔また、猿どうしの争いも描いている。「猿は猿を殺さない」というセリフが1作目から出てくるが、特に今作ではそれが深く描かれていた。この掟をやぶることで、他の猿たちから蔑んだ目で見られるさまは実際の人間界に通じるところがある。人を傷つけることへの見返りはこんなにも大きいんだぞというメッセージが解釈できる。

✔しかし、短い尺なので登場人物の心理描写が薄かったなと個人的に感じた。

✔シリーズ通して言えることだが、当然この時代ではCGなど存在しないわけで、そんな中でのリアル爆発やリアル格闘にとても臨場感を味わえた。昔ならではのCGを使わない良さを再確認できた。
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