ゆうた

ウィンターズ・ボーンのゆうたのレビュー・感想・評価

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)
4.0
おもしれー!!!
という感じではなく、じんわり染み渡るようなおもしろさ。
アメリカのどん詰まりの田舎町で心を壊した母親と弟妹の面倒を見る主人公。
今ならヤングケアラーと呼ばれる存在だが、弱音を吐いたりメソメソしたりするシーンはほぼない。
強いてあげれば、軍隊に入るための勧誘会で、軍曹に入隊理由としてあげた「旅ができるし」程度だ。
それ以外は現状を受け入れ、その現状を打破するために行動する。
親戚や縁者に頼ろうなんて気もさらさらなく、大人や保安官にも強気の姿勢を崩さない。だからこそ最終的には一応のハッピーエンドを迎えられる。
タフな主人公がかっこよかった。
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