あかねちん

ウィンターズ・ボーンのあかねちんのレビュー・感想・評価

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)
3.8
父親が家族を残し、家を差し押さえにされ消えてしまった。家と家族を守るため父親を探しにいく長女。
村にある掟。村で行われていたクスリを巡る何か。この2つが話が進むにつれ分かっていく。村という狭い空間で起こる異常な雰囲気が静かに、徐々に伝わる映画。観ていていい気分にはならないが、村の異常性は伝わってきた。これを観て日本の村社会と重なるところがあると思った。少女が正義より家族のために動く姿には応援したくなったし、何よりも叔父が最初は少女を諌めるが、後々協力的になる姿には叔父さんがとてもかっこよく見えた。
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