排路

穴の排路のレビュー・感想・評価

(1960年製作の映画)
5.0
すごすぎる…!映像、言葉、音の響き、全てに吸い込まれる。特に下水道の行き止まりを見つけるまでのマニュとロランは、監房という狭い場所を起点にどんどん新しい室内を創造していっているみたい。監房という特殊な環境が十分すぎるほど男たちの内面を支配している。ジョーが脱獄しないことを予め決めていてロランだけに話していたことを問い詰める人は誰もいないし、シャバに出たとき時間だからもう帰ろうと言って、既に脱獄したのに来た道を戻るのはなんか、フェチっぽいし。ベッケル×ギスランクロケ、すごすぎた
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