このレビューはネタバレを含みます
往年の名画鑑賞であります。
当時のフランス刑務所が意外と人道的で
狭いし快適とまではいかなくても
気の合う仲間たちとの寮生活みたいに描かれていて驚いた。
楽しそうですらあった!(トイレは除外🙈)
囚人服もないし、看守からの暴力もない。
差し入れの食品を皆で食べたり
強制労働もなく、ほぼ自由時間。
煙草も🚬OK!
水道の不具合を修理にきた配管工に
私物を盗まれ、看守長に苦情を言うと
配管工を引き渡してくれる公正さ!
そんな中で脱獄計画を進めるわけですが
手際の良さや段取りよりも
一番驚いたのは、
モデルになった脱獄犯が堂々と登場してること!しかも技術指導まで?!😱💦
色々驚きましたが、名作と言われる所以がわかる見応えでした。
あービックリした!!!😅
***勘違い***
冒頭の人物が原作者かとおもったら、これは仲間だった人! 作中にロラン役で登場。原作者をモデルにした役は誰なんでしょうね?ガスパール?
そして、実際にはどう決着したのかな。
✨✨✨😎✨👀✨😎✨👀✨✨✨
😎ガスパールについてもう少し😎
映画内では、妻の妹に手を出し、妻とのトラブルで収監された設定。
とんだ人タラシで、子供の頃から欲しいものは何でも手に入れてきたエゴイスト。
仲間として受け入れてくれた彼らを告発して、所長に放免の手配を依頼する。
誰からもいい奴だと言われる好青年の内面は、卑怯でモラルのない醜悪さ。
事がなった際には、関与を否定するも、
自分だけ厚遇されているのを受け入れて終わる。
映画内のガスパールも大概やな奴だが
原作者はさらに厚顔不遜。
強盗殺人の死刑囚でありながら、
恩赦で自由を得て、
その体験を元に小説、脚本を書き、ヒット!
果ては、アラン・ドロン&ジャン・ギャバンの
『暗黒街のふたり』の脚本・監督になったというから驚く!
何人も殺めているのに自身は80歳までスイスで過ごしている。
ホントに悪運の強い、パワフルなヒトだ。
近代日本で似たヒトとして、安部譲ニを連想した。彼は殺人まではしていないと思いますが……大ヒットした『塀の中の懲りない面々』では、映画冒頭に出演してましたからね!
事実は映画・小説より奇なり!
あと、なぜか『穴🕳』ってタイトル多いですね?!
昔、同名のスナックがあったことを思い出しました。
不思議な人気ワード….?!
そういえば私の大好きな漫画家、塩川桐子先生の著作にも『ふしあな』という作品があります💕
絶版ですが超名作なんですよ!再版希望❣️