囚人13号

西部の旅がらすの囚人13号のレビュー・感想・評価

西部の旅がらす(1958年製作の映画)
4.0
元早撃ちガンマンと年の離れた弟との確執話、彼はまだ子供のようだが怒ると手の付けられない乱暴者という始末の悪さ。

股下にカメラを据えて全てを敵に回して孤立していることを表すショットや、弟を完全に悪役と印象づける荷馬車への放火場面など(冒頭のキスシーン然り)編集者としての経験から強調したいシーンにおけるカットの多さが目立ち、カメラ位置が的確すぎ。
あと開拓者を虐めるというかなりグロテスクなシーンがあり、兄が極度に銃を嫌った結果…弟に全ての暴力性が転移してしまったような遺伝的な残酷さがある。
囚人13号

囚人13号