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フラッシュダンスのGoのレビュー・感想・評価

フラッシュダンス(1983年製作の映画)
2.1
【音楽の部分だけでいいかな】
序盤の 溶接工やりながらナイトクラブのステージでダンサーやってバレエ入団を目指してるところは映し出される映像から感じる古き良き時代と 困難もありつつ努力が実を結び成功するんだろうなーっていう期待もあり主人公を応援する感覚で見ていたが 務めてる店のオーナーと付き合うようになり一気につまらなくなった.

※以後 ネタバレを含みますが たいしたシナリオでもないので書きます


・風俗店のオーナーが 従業員である18歳の女の子に対して デートしなければクビとせまり誘い出して 1発ヤった
・その後 交際するようになり 彼女がオーディションを受けられるように 関係者である知人に根回しをしてあげた

…はぁ?
まぁ 結果オーライ! 主人公の女の子も本気で嫌がってたわけじゃなく 好意はあったけど立場上お付き合いを断ってただけ というのはわかるけど 現代には通用しない勢いで吹き荒れるハラスメントの嵐で興ざめ(リアルっちゃリアルだが)

作品のメッセージとしては「勇気」をもって一歩踏み出せ!だと思うし 最後は実力があったため合格できたことになってるけど 必要だったのはオーディションを受けられる「コネ」でしたよね?
一応 カレピが関係者に根回ししたおかげでオーディションを受けられる というのがばれて 実力で通過したかった主人公が反発するシーンはあるし オーディション自体は彼女は(実力で)合格しました ということになってはいるものの なんかねー
就職にあたり実務経験を求められるも どこの企業も経験者しか採用しないのでまず実務経験がつめない ということは現実にもあるので (リアルっちゃリアルだが)

これ見よがしに いちいちポルシェを映すのも風俗店オーナーがステータスとして乗ってる感じがしてイヤミ(リアルっちゃリアルだが)

使用楽曲はどれもヒットしており きっと誰もが1度はどこかで聞いたことのあるものばかりで それに伴うダンスシーンはレトロながらもおしゃれで高揚感がありすばらしい.
それだけにシナリオの気持ち悪さが際立ってしまった.

まあ 恋愛モノなんて昔っからイイオトコのおかげで女が幸せになるって展開がテンプレだから こういうのでいいんだよ といったところでしょうか.

これ シナリオまったく変えず現代日本の歌舞伎町を舞台にしたら ヘタなVシネマだよな ってことで☆2.1

そういえば 昼夜働き続けても貧乏で『オーディションを受けに来た他の人たちと比べてみすぼらしい格好で恥ずかしい!』みたいなとこあったんだけど そのわりに住んでるとこ でかくね?
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