最近私のフィル友さん達が連鎖して観ている「ブラックブック」
鑑賞しました
同じナチスもの、同じドイツの敗戦間近を描いているということで、先日観た「ジョジョ・ラビット」を思い出しました
作風は全然違いますけど
ナチス敗戦間近のオランダが舞台です
そっか、ポール・ヴァーホーヴェン監督オランダ人でしたね
そのせいか、知ってる俳優さんはほとんどいませんでした
実話ベースということですが、どこまでが実話なのでしょう
多分、かなりの部分脚色されてるのではないかと思いました
ということで、戦争の悲惨さを伝えるというよりも、サスペンス重視で、かなりエンタメ寄りに振られているなという印象です
いや、もちろんここで描かれている主人公ラヘル/エリス(カリス・ファン・ハウテンさん)に降りかかる出来事は十分悲惨なんですけどね、彼女は強く、あまりそれを感じさせません
たとえば、家族が殺されても、好きな人が殺されても、悲しみはしますがあっさりと立ち直ります
まあ、そういうじめっとした作風でないし、戦時下だし、あえて強調しないで描いているのかなとは思いました
実際には深い悲しみに違いないですもん
印象的だったのが、そのカリス・ファン・ハウテンさんの美しさです
戦争映画ということで、あまりカラフルな色彩は乏しく、その中で彼女だけ色彩豊かで輝いて見えました
終始意志の強そうな強張ったお顔立ちが印象的でした
スパイやら裏切り者がたくさん出てきて、ついつい裏を考えて見てしまいます
最終的な裏切り者がノーマークの意外な人物だったことにはびっくりしました
盛りだくさんで、見応えのある144分間でした