オランダ映画史上最大の製作費をかけたとあるが、本当に大ボリュームだった…めちゃくちゃ最高！
戦争映画らしい重々しさというより、サスペンスの要素強めでスピード感も程良い、しっかりとしたエンタメ。
144分という長尺をまったく感じさせなかった。
ポール・ヴァーホーヴェンの描いている世界が勝てば官軍な感じではあるけど、そこに至るまでの裏切り合戦が面白い。
ナチス降伏後に生まれ変わったはずの街の描かれ方が他では中々見ないというか、権力が移り変わっただけで本質が変わっていない醜悪さが凄まじかった。
そして、主人公の女性の逞しさがやっぱり好きになっちゃうやつ。
［2023年 163本目］
