たけちゃん

レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳のたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
家族と祖国を守るためだ!


アンドリュー・ラウ監督 2010年製作
主演ドニー・イェン、スー・チー


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、7月27日はドニー・イェン兄貴の誕生日です。


【ドニー・イェン】
1963年7月27日、広東省広州市生まれ。
うん、完全なる同級生。
なんなら、ひと月僕がお兄さんよ(笑)
実は、けっこういるんだよ、同級生。
カンフー界隈なら、ジェット・リーもそうだし。
ジョニー・デップとか、ブラッド・ピットとか。
コリン・ファースとかヒュー・グラントとか。
日本なら唐沢寿明さんやリリー・フランキーさん。
ダウンタウンの2人も、キム兄も。
んで、おとうちゃんとたけちゃん!
すごくない、1963年生まれ\(^o^)/


すいません、興奮しましたm(_ _)m
ドニー兄貴に戻ります。

幼い頃はボストンのチャイナタウンで育ち、子供の頃からブルース・リーに憧れつつ、著名な武術家だったお母さんに武術を学んだようです。
映画の中でピアノも披露していますが、ピアノはお父さんに習ったらしい(ˆωˆ )フフフ…
一般の家庭とは父母が逆転していますね。

16歳の時に北京に戻って学校に通います。その兄弟子にジェット・リーもいたそうですよ。
ユエン・ウーピンと懇意になり、1992年にツイ・ハーク監督作でジェット・リー主演の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱」に出演、今作で僕もドニー・イェンを初めて観ましたよ。
でも、そのあと個人としてはなかなかヒットもなく、長く低迷しますね。僕も「天地大乱」以降は知らないし。
次に観たのが2002年の「BLADE2」ですよね。
そして、チャン・イーモウ監督作の「HERO」。
ここでやっとドニー・イェンという名前を覚えました( ˘ ˘ )ウンウン
そこからは色んな映画で観るようになりました。
遅咲きといえば、遅咲き。
でも、実力は本物でしたから、時間の問題でした。
世界的スターとなったのは、やっぱり「ローグ・ワン」だよねぇ。なんせ、「スター・ウォーズ」ですもんね。もう、語る必要はありません( •̀ω•́ )و✧

今日の映画は、先日ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」を観た時から決めてありましたよ。
「レジェンド・オブ・フィスト」、原題は「精武風雲 陳真」です。








さて、映画です。
おわ、めちゃくちゃ凄かった∑(º ロ º๑)❢❢
カンフーで言ったら、ドニー・イェン兄貴はブルース・リーを超えちゃってるかもね。演出が新しいのもあるけど、度を越す凄まじさ!


ストーリーは、先日レビューしたブルース・リーの「ドラゴン 怒りの鉄拳」の続編として作られているんだけど、話も面白かったなぁ。
あのラストシーンの続きなんですもん。
なるほど、そんな解釈ね!という話。
これはこれで納得です( ˘ ˘ )ウンウン、アリ

ドニー・イェン出演作はけっこう観てるけど、今作はその中でベスト3に入るね。
本当のことは分からないけど、これを観たから「ローグ・ワン」への出演が決まったんじゃないか?と思っちゃった。

特に、オープニングは第一次世界大戦に加わった中華部隊の話で、1917年のフランスでドイツ軍に攻め込まれる中、ドニーは弾丸よりも速く動きながら敵陣に突っ込んでいくんで、これは"フォースと共にある"からできる技かと思ったもんね( ¯−¯ )フッ


で、メインはそのあと、1925年当時の上海になるから、どうしても日本軍に対する抗日運動に繋がる。しかも、そのテーマは、当然、ブルース・リーの「怒りの鉄拳」に繋がっているからストーリー的にも正解なわけ。
日本人としては云々……という話はあるけど、歴史の一側面として避けては通れないでしょ?
現在のドイツ国民がナチス・ドイツは過去の話だから、もう描かないで!とは言わないように、僕らもある程度は受け入れるべきよね。全て事実とはもちろん思わんけど……( ˘ ˘ )ウンウン



ドニー兄貴が扮する"グリーン・ホーネット"オマージュの仮面の戦士が最高にカッコよくて!
ひょっとすると、分からない人がいるかもなので、補足すると、「グリーン・ホーネット」はブルース・リーがアメリカで出演したドラマで、リーはグリーン・ホーネットの助手カトーを演じました。
ちなみに、このドラマは2011年にセス・ローゲンでリメイクされとります(^o^)ノ
誰?
グリーンで仮面付けるとみんなコケるって言う人……


上海のクラブに潜入。
お店の名前は"カサブランカ"( ¯−¯ )フッ
そこの踊り子で歌手キキがスー・チーなんだよね。
久しぶりにスー・チー観たけど、歌と踊りも披露していて、良かったなぁ。大好き(ˆωˆ )フフフ…








そして、ネタバレになりますが、日本軍の力石大佐は、ブルース・リーの「怒りの鉄拳」でチェン・ジェンが乗り込んだ道場、虹口道場で戦い殺された武術家の息子という設定。
だから、あの虹口道場が再び出てくるし、そこでは、ドニー・イェンによるブルース・リーモノマネが全開。白い中山服(人民服)にヌンチャク、怪鳥音にセリフまで、これでもかとオマージュされます。
アクション演出もドニー・イェンによるものなので、それこそ、昔ブルース・リーに憧れて真似したそのままに演じますよね。僕も観ていて、すごいすごいと盛り上がりました!


ちょっと惨いシーンもあるので、子供に見せるのは配慮が必要ですが、ドニーアクションを堪能するには最高の作品です。
ぜひ、ブルース・リーの「怒りの鉄拳」を観た上で今作を観ると、より感動できるかもです。おすすめします( ˘ ˘ )ウンウン

ドニー、57歳の誕生日、おめでとう🎊🥳👏🎉