ペコリンゴ

ハード キャンディのペコリンゴのレビュー・感想・評価

ハード キャンディ(2005年製作の映画)
2.5
記録。
「男をもてあそぶな!」

赤ずきん × オヤジ狩り。なんちゅー組み合わせのコンセプト…な拷問系サスペンス。ちなみに”ハードキャンディ”とはエレクトしたアレを意味するスラングらしい。

出会い系で出会う30代男と14歳少女。男の紳士的でオトナな振る舞いが功を奏したのか自宅連れ込みに成功するが…。

明らかにロ○コン事案なのですが、痛い目見るのは男の方。いたいけな少女に自由を奪われ拷問されてまう。男性的には嫌〜な冷や汗ダラダラの痛々しい仕打ちが見てらんない。

この映画、正直好きにはなれなかったんだけど、その理由は少女の独善性と、男をそこまで明確な悪者として描いていない所。まぁロリコンではあるんですが、イイぞ、やっちゃえ!て全然ならなくて、ただ少女のイカれっぷりだけが悪い意味で強調されちゃってる。それが意図なのだとしても何が面白いんでしょう?

例えば『ホーム・アローン』や『わんぱくデニス』みたいなコメディであれば、子供にしてやられる大人っていう構図を笑いとしてスッと受け入れられるのだけど、同じのをマジトーンでやられてもイラつくだけ。どうせ胸糞なんだから逆にぶっ○しちゃうくらいのほうがカタルシスあって良かったんでは?なんて思っちゃった。

エレン・ペイジとパトリック・ウィルソンは素晴らしかったけどね〜。