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『バット』に投稿された感想・評価

ノッチ

ノッチの感想・評価

3.0
銀行から20万ドルの大金が盗まれる。

急逝した銀行の頭取フレミングが所有する古い豪邸には裕福な未亡人とその姪、女中と執事が住んでいる。

盗まれた大金がフレミング邸のどこかに隠されているという噂を聞きつけて、刑事、探偵など次々と一癖ある人々が集まってくる。

そして、屋敷の窓の外には中の様子をうかがう“バット”の影が・・・。

古い豪邸を舞台に、コウモリの姿をした強盗殺人鬼《バット》の存在に怯える人々を描いた怪奇ミステリー。

長い間紛失したと思われていた幻の作品。

沈黙の時代の偉大なホラーの古典の1つ。

この1926年の映画は、「不気味な家」というジャンルの最初の映画の1つです。

映画の大部分は、古い屋敷で展開されます。

この映画は、殺人、ミステリー、コメディー、サスペンス、そしてサプライズエンディングと、いろんな要素が入っている。

ドイツの表現主義運動から影響を引き出して、カメラアングルと影で試行錯誤してゴシック様式の雰囲気を作り出しています。

サイレント映画とは思えない躍動感溢れるビジュアル・スタイルが素晴らしい。

また、字幕のセリフを漫画の吹き出しのように画面中に埋め込むことによって、トーキー的な効果を生むことに成功した監督のユニークな演出など見所が多い。

ただし、意外と怖いシーンとかは少ないです。

とはいえ、米国怪奇映画のパイオニア、ローランド・ウェストの才能が遺憾なく発揮された傑作。

ちなみに、この作品を見たボブ・ケインが影響されて生まれたのが、コミック『バットマン』だと言われているのは有名な話。

コウモリのシルエットが壁に投影される象徴的なシーンもあって、ボブ・ケインがそのままパクっていることが良く分かる。
「バットマン」のインスピレーション元として知られる作品(原作者ボブ・ケイン自身が言及)。「猫とカナリヤ」(1927)と共に“オールド・ダーク・ハウス”という映画ジャンルの原点とされている。監督は「魔人」(1925 主演ロン・チェイニー)のローランド・ウェスト監督。

1900年代初頭ニューヨーク。ある屋敷にコウモリのような人影が忍び込む。エメラルド強奪殺人事件発生!犯人はコウモリ形のカードに「ザ・バット」とメモを残す。一方、先日死体となって発見された銀行頭取の古い豪邸。現在は女流作家コーネリアに借りられ、女中、執事と住んでいた。豪邸に集まってくる頭取の親類、刑事、探偵・・・そして、屋敷の窓の外には中の様子をうかがう“バット”の影が。。。

丸いスポットライトに映るコウモリの影は確かにバットマンそのもの。映画全体の演出は1910年代の連続活劇のような室内劇をフィックスカメラで描くスタイルで、同時代の映画と比べるとずいぶんレトロ。ただし“オールド・ダーク・ハウス”の原点と言われるだけあって、屋敷の室内セットは天井の凄い高さが目を引いた。コウモリ男の姿は仮面ライダーの怪人を連想させる。

物語は「猫とカナリヤ」と同様にホラーテイストの密室群像ミステリー。個人的にこのパターンが苦手なので、コメディーパートやスリラー演出で楽しませようという工夫は感じつつも、途中で退屈を感じてしまった(登場人物がミステリー劇のコマのように見えてしまい、ついどうでもいいような気分になってしまう)。

公開当時はとてもヒットしたとのこと。良い画質で観たらもっと印象も良くなると思う。

※1935年、ウェスト監督は、愛人の女優セルマ・トッド(「御冗談でショ」のヒロイン)死亡事件で大スキャンダルに巻き込まれる。