RumNekko

2001年宇宙の旅 新世紀特別版のRumNekkoのレビュー・感想・評価

3.9
初鑑賞。AmazonPrime 149分版。
いつか観なきゃと思っていたけど観る機会がなかった有名作品。50年以上前の作品とは思えない綺麗な映像。

1968年といえば2001年を遥か未来だと思っていた時代。アポロ11号の月面着陸よりも前。宇宙船を回転させて重力作るって発想凄い‥。パソコンもまだない時代。人間とコンピュータ『HAL9000』の戦いって発想にも驚いた。それをこんな映像にしちゃったんだからやっぱりこの作品はSF映画の頂点だと思う。

ビックリするほどセリフが少ない。ナレーションも説明文もない。ラストはキューブリック監督の難解さ。

IBM社が全面協力してコンピュータ画面の撮影が進んでいたようだが、コンピュータが人間と敵対するという内容を途中で知り撤退したというエピソードが面白い。

音楽はリヒャルト・シュトラウスなどのクラシック楽曲を使うことで壮大さを表現している。『インターステラー』なんかでハンス・ジマー聴いちゃってるから物足りなさは否めないけどこれはしょうがないよね。YMOとかよりもずっと前の時代の音楽だからね。
全体を短く編集し直して音楽新たに付け直したら凄い作品になりそう。
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