囚人13号

チャップリンの舞台裏の囚人13号のレビュー・感想・評価

チャップリンの舞台裏(1916年製作の映画)
3.6
キーストン時代に主流であったパイ投げや落とし穴という要素を裏側から捉えるが、道具方でしかないはずのチャップリンやエリック・キャンベルが急にスラップスティックコメディの代役に抜擢される様子からは、当時の映画界には本当にこんな感じでアメリカンドリームが転がってたんだなと思った。

チャーリーが男装エドナを女性と気付かずに誘惑するシーンは確かに同性愛的に見えるが、それは『ピーター・パン』(24年)をレズビアン映画と捉えるようなもので、本作の彼は…ただ動物本能的な感覚に従っただけと思われる。
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