だーじりんほらー

オーディションのだーじりんほらーのレビュー・感想・評価

オーディション(2000年製作の映画)
3.6
映像が綺麗だった。

三池崇史監督の作品はイロモノしか見たことなかったので、意外だった。

男女の愛の不平等がテーマだと思う。

麻美の最後のセリフがこの作品のテーマを物語っていたと思う

「君だけを愛す」なんて嘘ばかり言って、私には本当にあなただけしかいないのにあなたはいろんなものを持っているのね。私はその中の一部になるなんて嫌です、私の全部をあげてもあなたは私の全部にはなってくれないのね。足がなければどこにも行けないでしょ。

2000年代当時のジェンダー観が色濃く反映された作品だと思う。

オーディションをした青山には麻美以外にもたくさんの女性の選択肢があった一方、麻美は一方的に選ばれるだけで待つしか無いという非対称性をタイトルに込めたのではないかと思う

きりきりきり
だーじりんほらー

だーじりんほらー