Lio

オーディションのLioのネタバレレビュー・内容・結末

オーディション(2000年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

進行や展開、心情描写が分かりやすく
スムーズですらすら観れた。
動機も良くわからないサイコパスが、という話でもなく、怖さも、ヤバくなるのは後半多分30分くらい?なので、ホラー耐性あまりない自分でも最後まで観れた。

前半のデートの部分が切り貼りされたような感じに違和感だったが、今考えると、
あれは主人公のめでたい頭で脳内変換された記憶なんじゃないかと思った。
店内に2人だけのカットは正に彼女しか見えないという表現じゃないかと。

実際には後半出てくる記憶が現実で、
彼女は自分の辛い過去や生い立ちも話してたし、旅行で主人公はプロポーズをしていた。でもきっと目的のその行為を達成した後は、そんな記憶ごと消去していたんだろう。

あの秘書?社員?のお姉さんにも手出しときながら結婚報告してきても興味なし、もはや行為あったこと自体を完全消去してる様子だったので、同じ感じなんだろうか。
家政婦さんも意味深でしたね...

そもそもいい歳こいた初老のオヤジが
映画をネタにオーディションして
嫁探ししよう、なんて思考回路がヤバすぎ。
しかも架空の映画って...ありえない。
サイコパスはあんた達だよとおもった。

トラウマ負うであろう息子くんと
かわいそうなワンコを除けば、
目には目を、でヒロインの気持ち分かるなーと(行為は怖すぎだけど)思った。

でもヒロインも、ズダ袋に入ってたのは
行方不明のレコード会社?の人なんじゃないのかな、恐らく同じ事を最低1度は繰り返してるんだから、もうオーディション行くの辞めたらいいのに。悪い男を探して罰するのが趣味になっちゃったのかねぇ。。

色々気になるけど、グロすぎて観れないだろうと長年視聴できなかった映画が、
意外に芯が通って面白かった。
Lio

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