昭和初期の組同士の抗争に立つ一人の男の生き様。
鶴田浩二の個性、良さ、ここに極まれり。
この顔、顔、顔。
なんと映画映えする顔と佇まいだろうか。
博奕打ちや次郎長三国志で見せるいつもの鶴田浩二っちゃあそうなんだけど、山下耕作と鶴田浩二の美学みたいなものが煮込まれて味わい深い。
忘れちゃいけない遠藤辰雄&天津敏の最狂タッグもいつも以上にアグレッシブ。裏MVP
その遠天コンビvs.鶴田浩二・高倉健の正規軍最強タッグだからこりゃたまらんカードに仕上がっていて、実際最高の死合でした。
鶴田浩二が唄う、男、も染みる。
八名信夫率いる小者トリオと伊吹吾郎も隠し味として効いています。チラリと川谷拓三の姿も。