このレビューはネタバレを含みます
・レクターはウィルを対等な存在として扱っていて、マウントを取り合う会話をするな〜という印象。クラリスと比較すると、同性同士の緊張感があって良い。
・ダラハイドは怪物になりきれない人間といった感じで、盲目の女性を殺すに殺せなかったところが良い。盲目の女性も、ダラハイドが自分を変に哀れんだりしないからこそ、彼を好きになったのかなと思うと、この二人は絶妙な関係性。
・ドラマと比較すると、ウィルの性格が全然違っていておもしろい。フロリダで家族と仲睦まじく暮らしてるし、精神が安定してるし、レクターとぐちゃぐちゃな関係になることはない。このウィルは、最後レクターからの手紙を海に捨てて家族とボートで去るのが、ウィルは健康にこの物語から退場したんだな〜と分かりよかった。