アツギ

レッド・ドラゴンのアツギのレビュー・感想・評価

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)
3.9
ずっと観たいと思いながら早10数年…
数日前に『ハンニバル・ライジング』を鑑賞していたので映画の世界観にはスッと入れた様に思います。
レッド・ドラゴンのする所業は許せないのだけど過去のトラウマというか人として必要な肯定感と善悪が皆無が故に罪を犯してしまうのだろうと悲しくなった。
大人(親)に愛情を注がれて存在を肯定して育たないと色んなことが欠落してしまう。
誰だって愛されたい。

レクター博士とウィル捜査官のやり取りは挑発しつつ、互いを認め、見下し、楽しんでいるようだった。
レクター博士はウィルが自分に似ているからこそ彼にヒントを与えたり恐怖を与えたり それでいて彼との会話をとても楽しんでいて彼に親近感があったのではと…
博士は自分と同じレベルで話せる人間を求めている それがクラリスに繋がってゆくのかな?と1人で推測していたらエンディング。
レクター博士を捕まえた人が居たから『羊たちの沈黙』に繋がるんだー!!と終わり方がとても良かった!!

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