地の群れに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「地の群れ」に投稿された感想・評価

Bwing

Bwingの感想・評価

3.7
熊井啓と原作者の井上光晴が共同でシナリオを執筆、「黒部の太陽」の熊井啓が監督した社会ドラマ。撮影は墨谷尚之が担当した。

なんか触れちゃいけない日本の暗部を見た感じがする重い映画。
序盤はよくわからないまま話が進んでいくけど徐々にわかっていく作りが見事だと思った。
こーゆうの見ちゃうと「オッペンハイマーぬるいわ」と思っ…

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kenbowbow

kenbowbowの感想・評価

4.0

何とも精神的にエグい、1970年の作品。

モノクロでなければ直視できないシーン多数。
むしろ白黒のほうが胸に刺さる、現代では到底考えられない物語。

長崎での被爆、部落差別、差別と暴力の応酬。
戦…

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地獄のような差別の連鎖を描いた衝撃作。ラストが秀逸。囲われたネズミと鶏の場面が頭から離れない。
半兵衛

半兵衛の感想・評価

4.0

正直愉快な内容ではないし見ていてしんどさもあるのだけれど、差別される人間たち=聖なる存在という様々な創作作品にありがちな図式をかなぐり捨てて彼らのなかにも差別の構図がしっかりとあってそれが劇中の溝鼠…

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平太郎

平太郎の感想・評価

3.5

朝鮮人部落と被差別部落、そして原爆投下により新たに生まれた被爆者部落。お互いに差別し合うという混沌の中で生まれる憎悪と恨みの連鎖。
思っていた以上に重いテーマを扱った作品だったので思考が停止しそうに…

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言葉を失う。熊井啓監督の映像の力は凄まじく、井上光晴原作に火炙りにされた。 長崎の市街から外れた浦上地区に原爆が投下されてから25年、過去から逃げ続けてきた主人公の医師を中心とした複数の家族の群像劇…

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MAAAAA

MAAAAAの感想・評価

3.8

在日朝鮮人への差別
部落差別
被爆者差別

差別.差別、差別の連鎖
かなりの衝撃的作品でした。

昭和16年、戦後の長崎
原爆が落とされたあとの長崎の話
被爆されて苦しむ人や家族に
追い討ちをかける…

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この内容をもうかなり前の話と言う人が普通にいるならば、人間の本質から目を背けているか、意識もしていないならば、とても怖い話だと思う。今でも形を変えて、私たちのここかしこで実際に起きている。
人間の愚…

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bluetokyo

bluetokyoの感想・評価

3.1

冒頭、オープニングはグロ映像:注意だな。空腹のネズミがうじゃうじゃいるゲージに生きた鶏を放り込むのだ。ネズミが鶏に襲い掛かって食ってしまう。
原作は、「全身小説家」で出てきた井上光晴氏。
群像劇にな…

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