クラーウィス

レインマンのクラーウィスのレビュー・感想・評価

レインマン(1988年製作の映画)
3.8
ロードムービーの中でも傑作の一つ。正反対な性格の兄弟が徐々に絆を深めていく過程が素晴らしい。二人で旅をしていくうちに信頼関係が生まれていくシーンにはリアリティがあり、これが感情を揺さぶる。大人になってから家族愛を実感をしていく表現は是非たくさんの人に観てほしいです。
弟チャーリーの成長や人生において大事なことは本当にシンプルなことだと気付かされた。

今作の最大の見所は、なんといってもダスティン・ホフマン。自閉症(サヴァン症候群)の表現には胸を打たれます。この難しい役に挑戦するために、1年間自閉症の研究をして、その徹底した役づくりが怪演につながりました。
心の中の柔らかい部分を思い出させてくれるというか、引き出してくれる映画でした。