車のディーラーのチャーリーは、勘当した父の遺産相続を巡って、初めて自分の兄の存在を知る。父の遺書には、全てその兄に遺産が譲られるよう書かれており、怒りと疑念をもって兄に会いに行く。
しかし、そんな兄は重度の自閉症で、お金の使い方はおろか、介助なしでは生活がままならない状態だった。
なんとしても、この兄から相続金３００万ドルを得ようと病院から連れ去り、法的手続を行うためにロサンゼルスへ向かう。
その道中、発作で暴れたり、言うことを聞かなかったりとレイモンドに翻弄されるチャーリーだが、レイモンドの特異希な能力と幼少期に自分を愛してくれたレイモンドの優しさに触れ、兄弟愛に目覚めて行く物語。
とてもいい話だった。もう少し心が通じ合った部分がわかりやすいとよいと思った。あんなに金銭を重視していたチャーリーがこうも変わったのは、なぜかの描写が少ないように感じた。
障害の物語と言えば、レナードの朝。
ダスティンホフマンの演技も素晴らしいが、レナードの朝のロバートデニーロの演技力は凄まじかった。
