このレビューはネタバレを含みます
お金のために連れ出したレイモンドに対する接し方に、愛があり、恐怖感がない。チャーリー、その彼女、レストランの店員など…特に自閉症という疾患に理解がある訳でもないのに。ギルバート グレイプでも感じたが、そのあたりが日本人の接し方と違う。そうでない人も実際にはいるとは思うが、映画の中には描かれていない。
ノーマライゼーションの観念が日本より行き渡っているのか?
自閉症であろうが、ダンスを覚え恋人がいてもよいだろう。
車の運転もできる。
習慣に固執する特徴も、個性のひとつであり尊重する。
数日間を共にし、幼い頃の共通の思い出、自分を守るために施設へ預けられたかも知れないこと。
このエピソードにより、兄弟である実感が強まるが、そうでなくても レイモンドへの接し方の暖かさに 深い愛情を感じた。