カレーをたべるしばいぬ

映画 闇金ウシジマくんのカレーをたべるしばいぬのレビュー・感想・評価

映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)
3.0
主人公最強系の有名シリーズ。
今回の軸は、人脈だけでのし上がろうとする若者の失墜。

■懐かしい感じ
多分2000年代末の方。木こり系ファッションにゾワゾワしてしまう。男はジレにクロムハーツ、女はカットソーにデニムのミニ。竹下通りのアンサンブルって抱き合わせ売りを思い出して余計にゾワる。それから気持ちいいほどガラケー。電話切る時のピッって打鍵音すらもう過去のものですね。ただ、後続の作品より時代背景を補強する描写は少ない。滲み出てるけど。

■エグ味多め
ウシジマくんの口数は多めだけど、やってることは後続作品よりインパクト大。肉蝮も出るし、ラストも結構…ね。一作目だから売り出したい意図が見える。

■ロケ地
たまに出てくる赤羽。今でこそ割かし綺麗になったけど当時は小汚い感じだったもんね...。

■『あれは…ゴミ?燃える…ゴミ?燃えないゴミ?』
余りにも追い詰められた状況の現実逃避がそれらしくて笑える。こんなのは他では見られない!って演出が多いのがこのシリーズの特徴であり魅力。

■総評
ドラマの方が見応えはあるけどこちらはコンパクトにまとまっていて見やすい。