Popilong

八つ墓村のPopilongのレビュー・感想・評価

八つ墓村(1977年製作の映画)
4.5
中学2年の時に初めて観て、2週間ほど寝る前にうなされ続けた生涯最大のトラウマ映画。

もう何回目かの再観だが、本当に恐すぎる。
村民に騙し殺される8人の落ち武者。ヌメった声質やスリットスカートからチラ見する太ももなど、平成の世の中では考えられないほど濃厚なエロさをまき散らす小川真由美。日本刀と猟銃をツインハンドにキチガイながらも冷静に村民を殺戮しまくる山崎努(しかも射撃・超的確)。ルックだけで戦慄する農村の閉鎖感。

内容的には穴ぼこだらけだが、はみ出しまくった「怖さ」がそれらをキレイさっぱり悪寒と共に洗い流す。
横溝映画の異端中の異端にして、やっぱり最高傑作。
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