映画鑑賞メモ『ゴジラVSヘドラ』(1971)
【もう一度考える“地球環境問題”としての「ヘドラ」】
真面目に語るのも変かもしれない。
第一印象は上映か訳50年…一体人類は何をしていたのだろうと思った。
OPではあの強烈な歌が流れ、当時の真空パックしたような映像が楽しめる。
時代はだいたい僕の親の子供世代である。
現在、国内のみで見るなら海などにゴミは全くない訳では無いが、どうだろうか?
多くは書かないが現在起きている戦争、
アフリカのゴミや衣服など…
形を変えているだけでゴミ処理など本当の『解決』にはなっていない。
特撮映画、映画は言わずもがな、虚構である。
この映画のような都合の良いゴジラはもちろん〈ヒーロー〉なんて実在しない。
映画の終盤でのヘドラが迫って来ているのにも関わらず
若者達がキャンプファイヤーを行いながら
踊る姿は“現実問題を直視しない”という
非常にシニカルなシーンである。
オチに関しても〈これは虚構では無い〉というメッセージは今も忘れてはいけない。