シュウ

ゴジラ対ヘドラのシュウのレビュー・感想・評価

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)
4.0
映画鑑賞メモ『ゴジラVSヘドラ』(1971)

【もう一度考える“地球環境問題”としての「ヘドラ」】

真面目に語るのも変かもしれない。

第一印象は上映か訳50年…一体人類は何をしていたのだろうと思った。

OPではあの強烈な歌が流れ、当時の真空パックしたような映像が楽しめる。

時代はだいたい僕の親の子供世代である。
現在、国内のみで見るなら海などにゴミは全くない訳では無いが、どうだろうか?

多くは書かないが現在起きている戦争、
アフリカのゴミや衣服など…
形を変えているだけでゴミ処理など本当の『解決』にはなっていない。

特撮映画、映画は言わずもがな、虚構である。

この映画のような都合の良いゴジラはもちろん〈ヒーロー〉なんて実在しない。

映画の終盤でのヘドラが迫って来ているのにも関わらず

若者達がキャンプファイヤーを行いながら
踊る姿は“現実問題を直視しない”という
非常にシニカルなシーンである。

オチに関しても〈これは虚構では無い〉というメッセージは今も忘れてはいけない。
シュウ

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