なかずかい

ゴジラ対ヘドラのなかずかいのレビュー・感想・評価

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)
3.9
円谷英二死後のゴジラ映画で高度経済成長に伴った公害問題を取り上げている社会派に仕上がった異端作品である。地味に初の『ゴジラ対〇〇』。
空飛ぶゴジラが見られる他、社会風刺要素が強めなのでシュールな絵面が多い。
妙に人間に協力してくれるゴジラ、そうと思えばやはり人間の所業に睨みを利かして帰っていくゴジラ。もはやゴジラがどうにかするしかなくなってしまった公害を今後の人類はどうにか出来るのだろうかというヒキか。時代が流れこの頃ほど問題とされなくなった公害問題であるけれど、現代の人間はこの地球の青い海を、太陽を返せる日は来るのだろうか。
主題歌のかえせ!太陽を、が名曲なのだがめっちゃ擦ってくる。因みにたまにカラオケで入れて歌う。関係ないけれど幾原邦彦プロデュースの帝子ボンボンのアルバム『君の青春は輝いているか』中にカバーがあるのだがこれが凄く好き。
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