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ピアニストのtntnのレビュー・感想・評価

ピアニスト(2001年製作の映画)
3.8
ハネケにしては見やすい。
群衆のロングショットが延々と続いて、何を映そうとしているのかが理解できない演出は健在。
ただ、流石にイザベル・ユペールの扱い(それは作者が登場人物を描くという意味でも、監督が俳優に演出をつけるという意味でも)が、物語を超えたサディズムにしか見えない箇所もあり、やや複雑な気持ちにもなる。
前半と後半で反復(カメラの位置は違う)される寝室で、エリカが叫ぶシーンは良かった。
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