雨宮はな

ピアニストの雨宮はなのレビュー・感想・評価

ピアニスト(2001年製作の映画)
3.0
気持ち悪くて、気持ち悪くて、気持ち悪い。
あと、気持ち悪い。

親が愛という名前をかぶせたがる自己実現欲求に子供を晒してしまうと、ここまで歪んでこじらせてしまうのだというお手本。
エリカ(主人公)は気持ち悪いというのも可哀そうに思えてくる。
アンナ(生徒)の手を事故に見せかけて傷つけたのは、自分のようにならないためのキッカケづくりだったのだろう。

ワルターはたぶん童貞。
あと、日本のオッサンくさい。
どうしてそう思うのかといえば、恐らく「正しい性教育がされていない」「自分本位である」という2つを兼ね備えているからだろう。

プツっと切れるように終わって、「ファッ?!」とネットスラングがそのまま口から出てきた。
「ラブ・ストーリーは突然に」なんていうけど、人生の終わりもまた、突然なのだと思い知らせる終わり方だった。
雨宮はな

雨宮はな