ブロオー

ピアニストのブロオーのレビュー・感想・評価

ピアニスト(2001年製作の映画)
4.5
ハネケ作品の中ではダントツで好きだった。
同居している母親があまりにもガミガミうるさいし、エロビデオ個室行くところとか感情を完全に失っている。クラシック音楽突き詰めて理性的になりすぎたのか、欲望のはけ口が振り子式に常軌を逸脱している。
エリカの顔のアップはかなりいいと思った。表情の表現力が凄まじい。
二人は本当にいけるところまでうまくいったのに、最後はエリカひとり取り残されて失恋してしまうのはやっぱり悲しい。
青年の方が勢い余ってふーふー言いながら女子トイレを出ていくシーンは面白かった。