baklavaaaa

ピアニストのbaklavaaaaのレビュー・感想・評価

ピアニスト(2001年製作の映画)
4.8
2024-153

初ハネケ

ファム・ファタール、オム・ファタール映画

カット・導線

カットと場ごとの導線の繋ぎ方が映画芸術過ぎて最後まで演出に圧倒された。階段からトイレのシーンの導線の紡ぎ方とカメラワークが完璧すぎるし、最後のシーンの会場を後にしてエンドロールへの入りの導線も完璧。
導線の紡ぎ方だとタルコフスキーも好き。

映画における色彩

終始不穏な空気を醸し出す色彩ってやっぱり大事で、これはアケルマンのジャンヌディエルマン、アルトマンの雨にぬれた舗道に近い感じを受けた。こういった不穏だけど生活が滲み出る感じの映画が大好き。

他のハネケ作品も観ていきたい。
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