このレビューはネタバレを含みます
私的にはぶっっっっちぎりのトラウマ映画。
数年ぶりに観直したけど、やっぱりハネケ監督作品の中で一番キツイと思う...。
『愛で傷つくことはあっても死ぬことはない』
とか言われてたけど、エリカからしたら死んだ方がマシなくらい辛くてやり場のない思い抱えて生きてんだろうね。
ここまで分かり合えないなんて。
でも基本、人と人は分かり合えないものなんだろうな。
自分の言動も一方通行になってそう。と、観ながら悲しくなってくる。
ハネケ監督作品の根底に横たわる“コミュニケーションの不可能性”というテーマ。
作品毎に違った切り口でこのテーマを描いているのは本当に凄いことだと思う。