500時間にも及ぶ素材を1つの作品に
ここまでしっかりとしたストーリー構成があるドキュメンタリー作品は久しぶりに観た気がする
その中でも、古江さん この方は本当にジャーナリストなのか?と疑問になるほどにカメラワークが映画的 感情部分はしっかりとバストで切り取るしそれが上手く伝わってくる 編集と曖昧な所だが、編集が安岡さんということで色々納得なシーン
まず対象者が言葉に詰まるシーンは好きなんだなって感じる 1分黙っていようがそこに意味があるならまるごと使う 静の時間の使い方が非常に意図的に感じるしそのシーンが個人的にはめっちゃ好き
イスラエルから侵攻されるパレスチナ地域の人々に寄り添った作品
主人公と捉えられる女性 ガーダ
人が作った慣習を嫌い、自由に生きたいと望むガーダ そんな彼女が結婚・妊娠・出産を経て成長していく姿が作品を通して描かれる
しかしその時間軸と並列にイスラエルの闇が襲ってくる 「市民対軍人」 その映像の迫力は凄まじかった
銃撃戦の下で暮らす人々 一歩踏み間違えれば大惨事の生々しい戦場 あまり知られてないこのイスラエルとパレスチナの現状をこの映画を通して学べる 同時に戦火を生きる人々の生の声も聞ける そしてそれは言葉だけでなく彼女たちにとっては詩だった
病院のシーンむごかったな……
女性目線で撮られ、女性目線で語られていく 一見の価値は十二分にあります