【一番怪しいのはオレたちだ😱】
このような箱庭的雰囲気はアメリカ映画ならではのテイスト(『シザーハンズ』とか『ヘアスプレー』とか)で堪らない雰囲気がある。🏘
主演トム・ハンクスが町の変人たちと大騒動に巻き込まれる様子をワチャワチャしたタッチで描いた風刺コメディ。
ヒッチコック『裏窓』からレオーネ『荒野の用心棒』、さらにはロジャー・コーマンのB級ホラー作品までもをMIXした元祖オタク監督ジョー・ダンテならではの映画への愛情に溢れた「引用の洪水」。
出てくるキャラクターが全員クセ者だらけでキモいし唯一マトモな主人公の青年レイ・フィリップス(トム・ハンクス)の存在が際立っている珍作でもある。「殺人の匂いがする！」という事から隣人宅を勝手に捜査するメイフィールドの住人たちの大馬鹿ぶりには笑わされる。😙
映画音楽の巨匠ジェリー・ゴールドスミスによるファンタジックなスコアが不思議とマッチしている見所タップリなほのぼの人間観察コメディと言えるかも。
ラストで「んなアホな！」みたいなどんでん返しもあり、なかなか秀逸な脚本である。アメリカの近郊を切り取った独創的な画作りにも注目されたし。🌴🚙
最後は町のヒーローとなるトムの勇姿(？)に拍手喝采の、監督ジョー・ダンテらしい喜劇精神が炸裂した健康的な娯楽映画。マヌケな人間達がこれほど愛しく感じられる映画もそう無いと思う…。ジョー・ダンテの冗談てキツいですね‼️
