あき

シンドラーのリストのあきのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.5
BS録画で視聴。
27年前の映画とは思えないほど今でも凛々しいリーアム・ニーソンに驚きを隠せないけど、
モノクロのホロコースト映画といえば「異端の鳥」もインパクト残した中で、やはり本作の傑出ぶりは疑いようもない。
改めて戦時の狂気や悲惨さに苦しい思いで胸が潰れそうになるし、人類とはそういう体験を経て学んでいくものだと思っていたのに、
今でも特定の人種や地域への人権や言論を始めとした様々な弾圧が現在進行形で起きてる現状に、人類に文明の進化はないのかと悲観したくなるけど、
それでもそういう中にでもシンドラーのような善意が必ずどこかにあると信じたいと願う。
日本で公開同時に劇場で観たとき、隣の年配の女性がエンディングで人目をはばからず声をあげて号泣していたことを思い出す。
あき

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