平和を祈るヒツジくん

シンドラーのリストの平和を祈るヒツジくんのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.8
ナチスドイツとソ連の狭間にあるポーランドで上手く金を稼ぐオスカー・シンドラー。金の事しか考えてなかった経営主のシンドラーが、虐殺されていくユダヤ人を危険を顧みず助ける様に心打たれます。
ロマン・ポマンスキー監督の『戦場のピアニスト』と合わせて読みたい作品です。
今まで「エンターテイナー」とレッテルを貼られていたスピルバーグ監督作で初めて脚光を浴びたシリアスな作品。

敢えて白黒撮影にした本作。第二次世界大戦下のポーランドをそのまま再現したかのような風景がリアルです。また中盤に出てくる赤い服🟥の女の子は本作を象徴する少女で、是非心に止めておいて欲しい存在です。
フィギュアスケートのリプニツカヤ選手が本作のテーマ曲を流し、この赤い服の少女を模した衣装を着て踊ったのは非常に感動しました。

いまガザ戦争にてイスラエルが国際的に批判されている。ハマスが流した嘘に世界は騙されている。ユダヤ人は歴史的に嫌われ者で、ホロコーストという過ちをしながら、人類は何一つとしてそこから学ばなかったことを嘆きます。
私はイスラエルに寄り添います。それが聖書に記されている正しいことだから。