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シンドラーのリストのairiのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと観たくて、でも長いし、これを観るには相当な体力を使うからとずっと観れてなかったけど、長い休みをもらえてようやく観ました。
言葉では言い表せないんだよね。
言葉も出ないし、涙も出ない。
こんなに酷いことが紛れもない実話なんだと思うとき、心は壊れそうになる。

この映画がすごいなって、観たあと数日経ってから思ったことがある。印象的だったシーンを思い返すとき、惨たらしい場面ではなく、最後のシンドラーがこれを売れば20人は救えた、これを売っていれば10人は救えた。いや、これを売れば1人救えたのに。人間1人だぞ…って、自分を責めながら号泣するシーン。
人間をまるでおもちゃかのように扱い、息をするかのように殺すやつもいれば、この差である。

このシーンを思い返せるから、観てよかったなと思った。
こんな地獄のような中でも、慈しみを持った人の心や、正しき人間の心は殺せないのだと思う。それだけが救い。

日本の戦争も忘れちゃいけないけど、他国の犠牲者のことももちろん、今だって戦争はいろんな国で起きてるということも、忘れちゃいけない。
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