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シンドラーのリストのapapattiのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

たまたま高評価で手に取った作品が、先日みた戦場のピアニストに続きホロコーストの話だとは思わずに見た。

映像で語り継がれるべき作品だと思う。
事実は小説よりも奇なりというが、やはりこんなことが本当におこっていたのか、というのがとても信じられない。

信じられないが、演出の説得力がすごいのである。ガス室は本当にあったのだろうし、殺戮も実際にあったのだ。逆らうことなく殺されていく人たち。隔離と差別、殺戮の権限に抑制がないということはここまで異常な空間を作るのだと。頭の後ろで撃鉄カチャカチャいうてるのに膝ついたまま待ってるし、隣の人が撃ち殺されても撃たれる順番待ってるってなんそれ。でもそれはどうやら事実らしい。

最後の演説。君たちは自由だ。私は犯罪者になる。零時5分まで一緒にいさせてくれ。それから逃げることを許してほしい。かっこよすぎる。

一人救えたのに。私の努力が足りなかったのだ。ピンバッチも車も売れたのに。これらを売ればよかったのに。こんなカッコイイことあります?なんかめちゃくちゃぐっときてしまった。泣いた。
シュターンが死を覚悟して乾杯に付き合うのも最高だった。

特典映像で生存者の証言が残ってる。
ダビデの星の着用、マジなんだ。もうすぐ戦争は終わると思っていた。
そうだよね。あらゆるものが接収された。
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