唾

シンドラーのリストの唾のレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.0
気になってた作品ですが3時間超ということで見るのがだいぶ遅くなってしまいました。
195分という今まで見た中で1番長い映画でしたが、この物語を1本の映画に収めるには195分でもまだ足りない。それくらい重くて大きな意味を持つ出来事を扱ってると思います。
ホロコーストが行われていた時代。あまりにも平気に人を殺していくのを見てこちらまでおかしくなりそうでした。人を撃つ瞬間、兵士達は少しでも心が痛んだだろうか。何を考えているのか分からない。
シンドラーがいなかったら失われていた1100もの命がたしかにそこにあってそれでも尚もっと救えたと崩れ落ちるシンドラーを見て感動せざるを得なかったです。

白黒だったこともあってか、途中当時の映像を見ているんじゃないかと錯覚してしまうくらいリアルでした。
白黒の中で唯一赤い服を来た女の子が運ばれていくシーンは印象的でした。

スティーブン・スピルバーグ監督だからこそできたこの規模感と演出だったと思います。見て良かったです。
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