りっきー

シンドラーのリストのりっきーのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.2
久しぶりに観てて尋常じゃない程苦しくなる映画だった。
3時間の長編ということもあるが重みが他の映画と違う。

キャストの数とか手のかかりようが
えげつないなってのが第一印象。
この規模で作られてるとやっぱり洋画はすごいなって。

シンドラーはあの時代の中でとんでもない偉業を成し遂げた。でも最後にまだあと1人、あと1人でも救えたって言っていたようにそれでも全体の犠牲者の数パーセントしか救えてないと言う事実。これが本当に辛かった。

シンドラーのユダヤ人に対する温かみが観てて好きだった。まわりにはSSの人しかいない中で風当たりは強かっただろうに1人で成し遂げたのは本当にすごいこと。

あえて白黒で作品を作るアイデアとか赤い服の少女が出てきたり、惹きつけられる演出もあって3時間釘付けで観れた。アウシュビッツ到着手前の子供のカットが忘れられない程怖い。さすが名作なのではないか。
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