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シンドラーのリストのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

前々から気になってはいたものの少し長尺ゆえに中々手が伸びずやっと鑑賞したら、長さなんて気にならず終始集中して鑑賞できました!
主人公であるシンドラーは、最初の最初から生粋の善人という訳でなく片腕の無い老人を雇った事に怒るなど、ユダヤ人に対して他人事のような感覚に感じながらも、徐々に意識が変わっていき最終的には自らの財産を失ってまで多くのユダヤ人を救う事に尽力する姿に感動しました。
遊び感覚のように人を撃ち、ユダヤ人を人間扱いせずメイドの少女を所有物として好き放題扱う男に腹が立ちながらも、終戦後はちゃんと絞首刑にあっていたのは良かったです。
ただ同様にシンドラーも多くの人を救ったにも関わらず追われる身となってしまい、命を救ったユダヤ人大勢に囲まれる中、もっと救えたはずなのにと後悔し嘆く姿は胸が締め付けられました。
ラストの実際にシンドラーに救われた人々が出てくる映像を観て、更に成し遂げた事の凄さを感じ同時に犠牲になった人の数を知って衝撃を受けました。
白黒にも関わらず容赦なく人が殺される様子に胸が痛む、勉強になる作品でした!
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