ごとう

シンドラーのリストのごとうのレビュー・感想・評価

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
4.0
これは名作なんて一言で片付けてはいけない。
最初はシンドラーが金儲けしか考えていないろくでなしにみえて、あれ?思ってたのと違うとなったが「善い方」と言われている内に本当の善い人になったのか、元々そう言う人だったのか。
モノクロ作品だが、赤い服を着た少女だけカラーで描かれシンドラーの目に焼き付く。
そして収容所で連れて行かれそうになる子供達を「熟練工だ」と言って連れ戻し、戦争で莫大な利益を得たけれど、ユダヤ人を救うために使い果たす。
「戦後 結婚にも事業にも失敗」とあるから全うな善人ではないんだろうけど、最後に従業員を集めて行った演説は、間違いなく心打たれる。
シンドラーに救われた人々とその子孫が脈々と続いて行く事が何より平和の象徴だと思う。
ごとう

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