先週観た「スピルバーグ!」で、
むしょーにスピルバーグ作品が観たくなってチョイス!😆
このシンドラーのリスト、
高校生の時学校で観たんやけど、
爆睡に爆睡を重ねて、感想文に困り果てた記憶…😑
でもなんとなーく記憶してたみたいで、
当時からリーアムニーソンとレイフファインズが
横顔とかクリソツで区別付かんかったのは、
やはりこの作品のせいだと改めて認識できた笑ლ(^o^ლ)ニテマセンカ?
「スピルバーグ!」でリーアムニーソンが
言ってたシーン。
シンドラーが手を添えたまま
タバコのけむりをふかすシーン…
たしか、リーアムは
「40歳にもなってタバコのふかし方まで指導されるとは!」って怒って、
ベンキングスレーに愚痴ったらしいけど、
ベンは
「偉大な指揮者には偉大な奏者がいる。
彼は優れた監督だ、
私は彼の言うことに無駄な事はないと信じている。」
という感じのことを言って、
それからはリーアムもただ言われたとおりにしたと。
そのエピソードを知ってから見ると、
わぁ〜!
息を呑む程の美しさ…!!!✧\(>o<)ノ✧
今までたくさんのホロスコート映画を観てきたけど、
こんなに芸術的で美しい作品は初めて。
スピルバーグがタバコの吸い方まで指南したのも頷ける!!
そして意外だったのはすごく観やすいこと。
こうゆうのって政治がからんでややこしかったり、
理解が完全に出来なかったりするんだけど、
この作品はめっさ分かりやすかった!
なんでかっていうと、
「オスカーシンドラー」という一人の人物のユダヤ人に対する行動、
思いが中心になってたから。
はじめは利己的で、
ユダヤ人をただ労働者として扱ってたシンドラー。
ただ、安いから。
ただ、いい仕事をするから。
だけど、その働き手を奪われて、
怒りを覚えた所から、
彼のユダヤ人に対する意識は変わってったのではないでしょうか?
モノクロの中で唯一の色を持った「赤い服の少女」
そして、ユダヤ人を獲物のように扱うアーモンが、執着したユダヤ人メイド。
彼らの中で何かが変わっていった…
ショッキングな映像もあるけど、
モノクロだからまだ観れるのかもしれない。
これを撮ったときはカラーなんだからきっともっと衝撃的だったろうな…
スピルバーグは撮影の間、
ずっと奥さんと影で一緒に泣いてたという。
スピルバーグ自身がユダヤ人であり、
彼のルーツであるこの作品を撮ることは、
物凄い躊躇したそう。
だけど、それと向き合い、
子どもの頃イジメられてユダヤ人である事を恥じていた自分から
誇れる自分になったのだと思う。
シンドラーの命のリストは
「まだまだ、まだまだ足りない!」といいながら作り、
最後では
「この車を売ればあと10人、
このピンを売ればあと2人、
あと1人救えたのに…!」
と感謝するユダヤ人たちの前で、
後悔に打ちひしがれる姿が印象的でした。
ラストに出てくる
たくさんのシンドラーが救った人々と末裔。
きっと彼が救った人々はこれから先、
未来にも繋がっていくのだろう。
悲しいよりも、
感動がずっとずっと後を引くような、
そんな傑作でした…!!