バインドー

シンドラーのリストのバインドーのネタバレレビュー・内容・結末

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

戦争で何百万人も死んだとか 数字で表される事も多いですが 一人ひとりの命は こんなにも重いんだと改めて思いしらされました。スピルバーグ監督の狂気そして愛が最大限に発揮された傑作だと思います。アーモンゲートは映画史に残る悪役ですね。
オスカーシンドラーとアーモンゲートの対比で見せる 大人の男と子供の男 二人のドラマ。そこに重点を置きながら 戦争によって二分された善と悪について考えさせられます。アーモンは戦争がなくても 性格的には悪よりだっただろうな それが戦争によって 人殺しという悪行を正当化できる場所を与えられ ますますその素性があらわになってしまった気がしました。一方シンドラーは初めは利己的な存在として描かれていますが、途中からは人々のために立ち上がり良い行いをする。何が二人の差を生んだのか?最悪の状況下で人間としてどう生きるのか?色々と考えさせられます。と同時に僕はアーモンにならないために この映画を教訓としてこれからも見て行きたいと思います。それとスピルバーグ監督は所々に笑えないユーモアもちょくちょく入れてきて困りますよね。今作でも不謹慎なユーモアがたくさん出てきました。彼ももしかしたらまだまだアーモンなのかも知れませんね。
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