シンドラーのリストのエルナのレビュー・感想・評価

ドイツの実業家オスカー・シンドラーを軸として、ナチスドイツ軍によるユダヤ人迫害を記録映画のようにモノクロで制作された作品。一言で言えば「悲惨」

見所はパートカラーで強調された赤い服の少女。その少女を通したシンドラー心の移ろいだろう。
口巧者な彼だからできた偉業である。綺麗な英雄とは言い切れないが、勇ましく人間らしいその姿に親しみが持てた。




この時代、流れに乗るか逆らうか運命を左右する。優劣のない命の尊さ、そしてその選択。
どの時代を生きる誰にも当てはまる強いメッセージを感じた。