狭須があこ

カーズの狭須があこのレビュー・感想・評価

カーズ(2006年製作の映画)
3.5
仮免許がとれました~!!!!(ぱちぱちぱち)

スティーブマックィーンとおなじ誕生日の人間として、立派なドライバー目指して頑張ります!
そうそう、あのねあのね~、ディズニーのアニメってニガテだし、
コレなによ何でクルマなんて顔のついたものに顔つけんのよ、誰がどう考えてもクルマの目とかライト以外にねぇだろよ!
とかさ~、思ってたのに、新作のパッケージちょっとカッコイイから映画館でチラシを手に取ってね、
それで知ったんだけど主人公マックィーンっていうらしいじゃん!!
とても興味が沸いたのよ。

あと、なんか前にちょっとだけ見て、あんまり面白くないと思ってやめた記憶がずっとあったんだけど、アレ「プレーンズ」っていう飛行機版だったことに気づきました。
あっ、私カーズはマジで見たことねぇじゃん。
じゃあ、この機会に見ておこうかな。カチャーウ。

ディズニーの擬人化って、エンタメ満載の完璧なストーリーにガッバガバ設定、ってイメージですけど例に漏れずでしたね
クルマで意味ある?みたいなとこあるんですけどいい話でした。
最初ちょっとホットファズみたいやなと思ったんですけど、全然違ういい話。子供でも安心して見れるいい話なので、安心して見てください。

ただ、クルマ大好きなちびっこはコレ楽しいだろうけど、
レースで勝ってキャーキャー黄色い声をあげてくれる女の子、町のアイドル、軒並みクルマなの、大人には普通にガッカリポイントだよ。
クルマのエロさと人間のエロさは添えて出して欲しいんだよ。フュージョンしてくれなんて思ったことは一度もなかった…

まぁ、やわらかそうな生き物の動きと、クルマのボディのメタリックな質感を両立できる表現は、さすがのピクサー先輩やなと思いました。

踏切前では一時停止する。
黄色の点滅では注意して走行する。
曲がり角では徐行する。
その辺りはバッチリや、ちゃんと一夜漬けで勉強したからな!

しかし私は、「RUSH」とか「栄光のル・マン」をボーッと思い出しながら、スピードだけを追いかけてゆくちょっとクズ的な在り方をレーサーに求めてるんやなと気づきました。
この映画いい話なんだけど、やっぱりよりによってそんな普遍的な話を、「レースとクルマの世界」で?ってとこはあったかな

レーサーから、命と隣り合わせの場所で戦う彼らからは、「勝ちたい」が伝わる映画に輝きとアツさを感じるのです。
マックィーンは人間としては成長したけど、スティーブマックィーンからは遠ざかってません?

劇場で最新作見たいな、とちょっと思うけど、内容的にも時期的にも、子供たちばっかりで肩身狭そうだなー!
ちょっと評判を待って様子見することにします。
狭須があこ

狭須があこ