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東京ジョーのAONIのレビュー・感想・評価

東京ジョー(1949年製作の映画)
2.5
「アー、ソウ」早川雪洲は、日本語も英語も怪しい。 米国人同士は殴り合いで友情を深めるが、米国人と日本人なら柔道で友情を確かめ合う、ってマジかよ!!

勿論ツッコミ所満載の映画だが、衝撃だったのが琴をBGMにした「椅子取りゲーム」。あんなBGMで盛り上がるんかい!!

「あなた達(米国)の寛大さには敬服する」なんてホザく日本人の謙った態度にかなりムカつくが、そういう態度を日本人はとっていないと完全否定できないのが悲しい。 とことん懐が深いGHQ。お前ら、そんなにナイスな駐留軍だったのか!?この作品を観た後は、熊井啓監督の『日本列島』を見て正反対な駐留軍の姿を知ることをオススメします。

なんだかんだいって、ボギーは日本においてもカッコ良いです。一度失った家族を守る為に、敢えて危険な仕事を冒す男。まさにハードボイルドですな。
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