このレビューはネタバレを含みます
こんなに切ないとは思わなんだ…
ヘドウィグが歌ったものは何だろう。
アイデンティティーが「自分が自分であること」ならば、神話だって作り変えていいと思う。
「神様、善と悪を教えてよ」というフレーズは、アルモドバルの「バッドエデュケーション」でも出てきた記憶があるけれど、この言葉には、本当に心が引き裂かれる思いがする。
誰もが神に救われるのではなくて、神に苦しめられる人もいる。
音楽はロックだけれど、反抗の音楽というよりバラードのようでした。
見ていてず~っと色んなことを感じていたのだけど、それを言葉にできないのがもどかしい…
だからどうでもいいことだけど、当時の東ドイツって、アメリカ兵が結構身近にいたんですね、なんて気付いたことをメモってみる。
あの神話のアニメーションのところを、もう一度見たい。
あと、トミーが最後に歌った曲も良かった。