オルフェ

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチのオルフェのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなに切ないとは思わなんだ…

ヘドウィグが歌ったものは何だろう。
アイデンティティーが「自分が自分であること」ならば、神話だって作り変えていいと思う。

「神様、善と悪を教えてよ」というフレーズは、アルモドバルの「バッドエデュケーション」でも出てきた記憶があるけれど、この言葉には、本当に心が引き裂かれる思いがする。
誰もが神に救われるのではなくて、神に苦しめられる人もいる。

音楽はロックだけれど、反抗の音楽というよりバラードのようでした。
見ていてず~っと色んなことを感じていたのだけど、それを言葉にできないのがもどかしい…

だからどうでもいいことだけど、当時の東ドイツって、アメリカ兵が結構身近にいたんですね、なんて気付いたことをメモってみる。

あの神話のアニメーションのところを、もう一度見たい。
あと、トミーが最後に歌った曲も良かった。
オルフェ

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