◆あらすじ◆
トウモロコシ畑でビリーが仕事中、コウモリのような翼をもつ黒い怪物に襲われ、連れ去られてしまう。ビリーの父のタガートと兄のジャッキーは怪物への復讐を図ろうとする。その一方、バスケットボール部の学生を乗せたバスが突然、パンクをしてしまう。そのまま夜を迎え、黒い怪物がバスに襲いかかってくる。
◆感想◆
前作「ジーパーズ・クリーパーズ」の続編となります。前作を観ておいた方がより楽しめると思います。
ストーリーの序盤から怪物が現れて人を襲うので、否応なくストーリーに入り込める作品になっており、その怪物の動向に興味をそそる展開になっています。
ストーリー自体は怪物と人間たちの戦いを描くもので単純で分かりやすいが、怪物の設定について説明が少なく、前作をそのまま踏襲しているので前作を観ていないと少し分かりにくいように思います。
バスケットボール部のバスを襲うシーンがメインとして描かれていて、学生たちがそれぞれ恐怖の中、仲違いして険悪になっていく中、無慈悲に怪物が襲っていく展開は、学生たちの不安や本音の部分がうまく伝わってきて面白かったです。
黒い怪物は見た目の不気味さとともにその行動の狡猾さが際立っていました。また、槍などで突き刺されても死なずに動き続け、人を喰らってその負傷した部分を回復させるところもその強さを印象づけていました。
なかなか面白い作品でした。トウモロコシ畑のシーンとバスのシーンのみで構成されていながら、緊迫感があって良かったと思います。
鑑賞日：2023年10月14日
鑑賞方法：ビデオマーケット
